「水害列島・日本」で命を守る住まいとは
~RC住宅という現実的な選択~
近年、私たちは「想定外」という言葉を何度耳にしたでしょうか。2025年6月、国は荒川や江戸川が氾濫した際に最大74万人が広域避難を強いられるというモデルを初めて公表しました。これは、東京都東部の“海抜ゼロメートル地帯”に住む人々にとって、決して他人事ではありません。
特に江東区、墨田区、足立区、葛飾区、江戸川区などの「江東5区」は、満潮時には海面よりも低い地域であり、一度堤防が決壊すれば、浸水は最大2週間以上に及ぶ恐れがあるとされています。想像してみてください。生活インフラが機能しない中、移動手段を失い、避難すらままならない状況を。
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「避難できないリスク」から「避難しなくていい家」へ
大規模水害のリスクがここまで明らかになった今、私たちは真剣に「住まいのあり方」を見直す時期に来ています。これまでは「浮かせる家」「基礎を高くする家」といった水害対策住宅も注目されてきましたが、近年のスーパー台風による“激流”には対応しきれない可能性もあると指摘されています。
水に浮く家は、静水域なら有効ですが、都市型洪水のような激しい流れでは転覆や流出のリスクが高まります。
では、どんな家が「逃げなくて済む家」なのでしょうか。
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RC住宅――災害時の「最後の砦」
答えの一つが、「RC住宅(鉄筋コンクリート住宅)」です。
RC住宅はその重量と構造剛性により、土台からしっかりと地面に固定されるため、激しい水流にも流されにくい特性を持ちます。
また、以下のような利点があります:
• 高い耐水性:木造と比べて水による変形・腐食が起きにくい
• 2階・3階部分の避難空間を確保しやすい
• 火災や地震にも強く、複合災害にも対応可能
• 建物の密閉性が高く、長期間の居住に耐えうる
もちろん、RC住宅は木造に比べてコストはかかります。しかし、命と財産を守る「シェルター」として考えるならば、もはや高いとは言えない時代に突入しているのです。
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RCブランド「R-LABEL」
当社はこうした災害への備えを見据えてRC住宅ブランド「R-LABEL」を展開しています。防災性能に加え、設計の自由度、美しい外観、断熱性能、そしてなによりも都市型災害に“耐えられる家”としての機能を高めています。
• 高台が確保できないエリア
• 賃貸では不安を感じる子育て世帯
• 高齢者を含む家族がいる世帯
これらの方々には、RC住宅という選択肢を強くご提案します。
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国・自治体が進める「広域避難」計画の限界
国が想定する広域避難モデルでは、バスや鉄道による事前避難が前提とされています。しかし、現実には以下の課題が残ります:
• 運転手不足でバスの確保が難しい
• 鉄道は発災前に計画運休される
• 高齢者や乳幼児を含む家族の移動は困難
• 避難情報の周知が間に合わないケースがある
つまり、「避難できる」ことを前提にした住まいは、もはや脆弱であるとも言えるのです。
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結論:「移動」に頼らず「構造」で命を守る家を
温暖化がもたらすスーパー台風。避難できない現実。水害列島・日本で暮らす以上、住宅は単なる“生活の場”ではなく、“命の砦”となるべきです。
R-LABEL TOKYO では、RC住宅を通じて「災害に強い暮らし」を支えます。防災住宅を真剣にお考えの方、また建て替えをご検討の方は、ぜひご相談ください。
RC住宅は、“逃げる”から“守る”へ、住まいの価値を変える新しい選択肢です。
