■はじめに:本当の「住まい」としてのRC住宅の魅力
都市に暮らす多くの人にとって、「住まい」とは単なるシェルターではなく、家族や大切な人との絆が深まる場所、そして人生の時間を豊かに過ごす場所であるべきです。しかし、分譲マンション市場が加熱する中、その本質的な価値が見過ごされがちです。値上がりを続ける都内の分譲マンションは、もはや億単位で取引されるのが当たり前のようになっていますが、その真の価値と資産性が未来永劫続くかは、不透明な部分が多く存在します。
私たちは、本当に価値ある資産を築き、安心して未来を見据えるためには、RC住宅こそが最良の選択であると考えています。自己所有のRC住宅が持つ永続的な魅力を、ぜひ皆様にも感じていただきたいと思います。
■分譲マンションの資産価値とリスク:一時的な満足と長期的な不安
「高級分譲マンション」は多くの人にとって憧れの存在であり、確かに利便性や華やかなイメージを提供します。しかし、資産としての価値が本当に長続きするのか疑問視せざるを得ません。以下では、そのリスクについて深く見ていきましょう。
■資産価値の落ち込み
都市部のマンション価格は上昇し続けているように見えますが、物理的な建物自体の価値は時間とともに減少します。また、人口減少や供給過多の影響で、将来的にその価値が下がるリスクも避けられません。特に築年数が経過すると、売却が難しくなることも多く、「資産」としての魅力が大きく損なわれてしまいます。
■建て替え困難の現実
分譲マンションの大きな問題として、古くなった物件の建て替えが極めて困難である点が挙げられます。関東と関西では、所有者一人当たり2,000万円の負担がかかっても、建て替えが実現できる物件は1%未満。すでに多くのマンションで問題が発生、比較的年齢層が若い世代は建て替えを望み、高齢になると建て替えを反対するケースが多く、また、所得の格差によってもその意見は分かれます。結果、建て替えが進まず将来の不安を残したまま住み続けることになっています。こうした現実は、国も認識しており、建て替えしやすい法案を通していますが、費用負担は居住者であり、負担出来なければそもそも建て替えは不可能です。分譲マンションの居住者にとって非常に重い課題です。
■修繕費と管理費の重圧
分譲マンションの修繕積立金は年々増加しています。建て替えが必要なマンションでは、維持するために多額の費用を要します。問題なのは、もし建て替えるならば、エレベーターを交換しないが、建て替え反対者がいるため、いづれ建て替えるかもしれないのに、安全確保のため、短期目線で多額の費用でエレベーターを交換せざるを得ない、このような修繕部位が次から次へと出てくるのです。これを繰り返しているため、修繕積立金が急激に上昇しています。さらに、資材や人件費の問題、そして管理会社の手数料問題もあがり、修繕積立金地獄に陥るマンションも少なくありません。将来的に数億から規模によっては数十億の追加負担が生じる可能性もあり、その負担を居住者の数で単純に振り分けられるのです。さらに、管理会社の方針によって不透明なコストが発生し、長期的な負担が続く恐れがある点も見過ごせません。管理会社の問題は国も注視しており、第三者機関を活用することを推奨しています。
■RC住宅が提供する「本物の価値」
RC住宅は、分譲マンションのような合意形成の難しさや高額な管理費の問題がありません。RC住宅がもたらす価値は、単なる建物ではなく、あなた自身の人生を豊かに彩る「場所」としての魅力です。そして自分の考えで修繕やリノベーションを行えることも大きなメリットです。修繕は複数の企業から見積もりを取得して的確な価格で発注することが可能です。マンションの場合は、管理会社が入るため、価格を下げることが思いのほか困難であることは、あまり知られていません。RC住宅もマンションも同じ「所有権」ですが、その意味や価値があまりに違うと言わざるを得ません。
■資産価値の保護と安定性
自己所有の低層RC住宅は、土地と建物が一体となった「資産」として価値が保たれます。土地の価値がしっかりと裏打ちされているため、建物が経年で劣化したとしてもその価値が失われにくいのです。RC構造は高い耐久性を持ち、長い年月にわたって次世代に引き継ぐことができる「永続的な資産」としての魅力を発揮します。木造住宅の法定耐用年数は22年と短いのですが、RC住宅は47年です。これは法律で定められた目安ですが実際は木造でもRCでも倍以上の年数を保つことが可能です。的確な時期にしっかりメンテナンスを行うことがコストがかからないコツであり、当社はそれをサポートしています。
■長期の維持コストの削減
RC住宅はメンテナンスが少なく、長期的に維持コストを抑えることができます。マンションは、大型エレベーターや不要な共用部、タワーマンションに於いては、カーテンウォールの外壁といった、耐用年数の短い材料が多く使用されており、長期的に莫大な修繕費用がかかることが最初からわかっています。しかし、販売当時は売りやすくするために、修繕積立金を抑えており、徐々に値上げするという販売戦略が仕組まれています。一方、RC住宅は、大規模修繕といった高額な維持費が発生する心配がなく、生活費が抑えられるのも大きなメリットです。仮にエレベーターを設置しても、低層用のホームエレベーターは価格が安く、メンテナンス費用も安心です。外壁や防水のメンテナンスを定期的に行うことで長きに渡り建物を保全することが可能です。家族と安心して暮らし続けられる頑丈な住まいとして、RC住宅は未来にわたる経済的な安定をもたらしてくれます。
■安全性と快適性の追求:家族を守る住まい
RC住宅の構造は、耐震性・防火性・断熱性に優れ、地震や火災から大切な家族を守ります。日本のような地震大国で安心して暮らせる住まいは、何にも代えがたい安心をもたらします。特にR-LABEL が推奨する壁式RC構造は、RCの中で最も強い構造です。低層だから実現する構造で、一般的には5階未満に適用します。地下室を備蓄庫にして、上階を住まいとすれば、大地震が発生しても室内で安心して暮らせます。何より揺れが少ないのが嬉しい住宅です。超高層の場合は、家具が部屋の端から端へ大きく動くほど揺れることは知られています。エレベーターが止まり避難が困難になることも知られていますが、何よりも備蓄庫が戸別に無いことが問題であり、改善の余地があると考えられます。私たちは災害時でも安全で安心な住処を提案いたします。
■耐震・防火性能
地震が頻発する日本において、住まいの耐震性能は非常に重要です。RC住宅は鉄筋コンクリートの強固な構造により、地震への強い耐久性を誇ります。また、火災にも強く、大切な家族を守るための高い安全性を提供します。最近は木造のビルが次々と建築されています。確かに防火性能と強度を持つ特殊な木材、CLTは評価されています。その木造ビルも、主要な基礎やスラブ、地下などは、RC構造が使われています。RC構造がどうしても必要になるのです。木造ビルを建築することで、計算上、木材を使うことで、CO2を抑えられることは事実ですが、自分の身は自分で守るために、私たちはさらに頑丈なRC住宅をお勧めしています。CO2削減や、気に包まれた雰囲気、木の香り、に焦点が当てられています。「主要な部分はRC構造を使い、木造ビルを造る」に対して、RC住宅は「RC構造の中で、ふんだんに自然素材である天然木を使用して内装を仕上げる」という考え方、実はどちらも同じと言えるのです。
■断熱性とエネルギー効率
RC住宅は、鉄筋コンクリートの特性を活かし、優れた断熱性能を実現します。夏は涼しく、冬は暖かい空間を保ち、エネルギー効率も高いため電気代の削減にもつながります。環境にも配慮した快適な生活が実現できるのです。R-LABELの建物は、窓も高性能サッシとガラスを使用して、壁断熱はコンクリートと一体に打ち込む特殊な工法です。静かで暖かい、そしてマンションの廊下側の部屋に見られる壁の結露やカビを発生させない設計になっています。
■将来世代に引き継げる価値ある財産
RC住宅は、次世代に引き継ぐことができる「家族の財産」として、他の選択肢にはない魅力を提供します。分譲マンションは多くの場合、築年数が経過すると売却が難しくなり、価値が大幅に減少することが避けられません。しかし、RC住宅は土地を含めた価値が保たれるため、お子様やお孫様に大切な資産として引き継ぐことができます。何より、全てが自分の本物の「所有権」なので、将来的に外壁に接する窓の交換も自由ですし、100年後に建て替えるのも自由です。それこそが「所有権」であり、当たり前のことです。本当の資産と言えるのでは無いでしょうか。
■まとめ:RC住宅で、真の資産価値を手に入れましょう
RC住宅は、分譲マンションに比べ、真の意味で「本物の価値」を提供する選択肢です。分譲マンションのリスクをしっかりと理解し、自己所有のRC住宅がもたらす資産の安定性・安全性・維持コスト削減といったメリットを知ることで、将来にわたる安心な生活が手に入ります。今回のコラムは、分譲マンションのデメリットが目立ったかもしれません。あくまで次の世代、その次の世代へと資産価値を継承することを前提に考えたコラムだからです。長期間の資産価値をいま考えることは、ずっと先の世代から感謝されることだと思うのです。いま裕福な地主さんも同じように、その恩恵を受けているのだと思います。それぞれの価値観があると思うので、あくまで参考としていただければ幸いです。
私たちR-LABELは、あなたの資産形成をサポートし、長く安心して住み続けられる高品質なRC住宅を提供します。家族と共に安心と安定を感じながら暮らせる住まいの実現を、ぜひ私たちと一緒に目指してみませんか?
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